『ロックンロールパラダイス』鬼頭径五 |
■全11曲 定価2500円+税 FLG-002
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アルバム「アネモネ」以来だからね、
26年ぶりのレコーディング・セッション。 とは言っても、諸事情によりほとんどの 鍵盤パートはサウンドデータのやり取りで。 ドラム、ベース、仮うた、アコギの入った データを貰って自宅で作業をする。 だから、極々個人的な印象を 付け加える。 スタジオでみんなと顔合わせて 演る時の、一瞬のひらめきとか わけわかんないけど 何だか良い〜とか。 そんな感じもイメージしながら。 自宅っていうのがね やっかいで。 こういうのって、終わりのない作業。 次第に自分との対話になっていくんだねこれが。 これでどうだ!と ラフミックスを送り返して 鬼頭くんからの答えを待つ。 そんなやり取りで 出来た音。 2018年の夏をこのアルバムの 曲たちと過ごした。 30周年ということで ずっと歌い続けてきた男の ピュアなハートに 音で応えたい、つうか、 それじゃおこがましいから。 向き合いたい、かな。 けっこう無茶言って来るんだけどね 断われないんだよね。 なんだろうね。 あの男は。 笑顔の奥に在るグツグツした 麻婆豆腐のような うっかりするとやけどするような、 過剰な熱さに 引き寄せられるのか。 鬼頭くん、ほんとは別の イメージを持ってたに違いないけどね。 出来ちゃったものはしょうがない。 ほんとに全力で向き合った。 みなさんに 楽しんでもらえたらいいけど。 全ての音を注意深くまとめてくれた エンジニアのガンボスタジオ川瀬さん、 そして ずっと鬼頭くんをサポートしてきている 青ちゃんにも感謝です。 中山 努 Nakayama Tsutomu (Keyboard, E Guitar) |
死ぬまでにあと何枚アルバムを遺せるだろう? 漠然と考えることがあります。
最高傑作はネクストワン。そう思いながら続けてきたけど、これが最後の作品になる、と考えたことは未だにありません。 今作の製作に入る前に「これが最後の作品になっても構わないように」と鬼頭さんから言われました。 ハッとしました。潔いと思いました。 腹をくくったロックンロール馬鹿の最高傑作が出来上がりました。 でもこれが最後ではないでしょう。この作品が出来たことによって、鬼頭さんには次のステップが見えてきていると思います。 機会を頂ければ、また力を添えられますように。 山本征史 Yamamoto Seishi (Bass, Backing Vocal) |
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